こんにちは、車買取・販売のザ ビークルズ 東條です。
本日はこんな記事から、クルマ屋っぽい。
まことしやかに語られる自動車の「勘違い情報」3選 – WEB CARTOP
自動車に関する、よくある3つの勘違いを取り上げた記事でした。
1)3ナンバー車は税金が高い?
2)旧車は毎年車検を受ける?
3)ステアリングを交換したら車検に通らない?
2番目の『昔の車って1年車検でしょ?』は稀に聞きます。
平成7年までは新車登録10年超えたクルマは、毎年だったんだ。
平成になってからといえばそうだけど、もう20年以上前。
今は乗用車は2年毎です。
3番目の『ハンドル替えたら車検通らないんでしょ?』って話は聞かないですね。
ハンドル替える人は少ないからだと思うけど。
エアバッグ割引が無いので、外したと申告はしなくて良いのか。
安全の為には、付いているクルマはわざわざ外さないほうが良いと思います。
1はよく聞きますね、『3ナンバーだから税金が高い』と。
昔の税制では3ナンバーは自動車税が高かったらしいから、その印象が強いんだなとは思っていました。
しかし、その税制の時にクルマを運転してもいなかったので、値段は知らなかったのです。
その高い税制が変わったのは、平成元年から、もう30年前の話。
あ、自家用乗用車の5ナンバー(小型)と3ナンバー(普通)の違いですが、5ナンバーになるのは以下の通り。
全長:4.7メートル以内
全幅:1.7メートル以内
全高:2.0メートル以内
総排気量:2リッター以内
これをひとつでも超えると3ナンバーです。
まず昭和59年時の5ナンバーの自動車税(小型自動車自家用)
排気量1リッター以下:29,500円
1〜1.5リッター以下:39,500円
1.5リッター超:39,500円
今と同じくらい、1.3リッターの車だとむしろちょっと高い。
昭和59年の3ナンバー自動車税(普通自動車自家用)
排気量3リッター以下:81,500円
3リッター以上6リッター以下:88,500円
6リッター超:148,500円
本当に高い、排気量2リッターでもワイドボディで1.7メートル超えた3ナンバーだと、自動車税が倍以上になってたのか。
そんな時代を経験していたのなら、それは気になりますね。
3ナンバーなのかどうか。
上の方の写真の昭和59年式クラウン、5ナンバーになっています。
今のクラウンは3ナンバーサイズのイメージだったけど、税金的に5ナンバーだった様子。
今日値段を知ってびっくりです、倍になるなら今でも忘れませんね。
しかし今の自動車税は、0.5リッター刻みの排気量毎に異なるので、3ナンバーか5ナンバーと違いが有っても同じ排気量なら同額です(エコカー減税の優遇がある場合を除きます)。
同じクルマとエンジンで、グレードによりエアロパーツの有無で3と5が違うクルマも有ります、その場合も自動車税は同じ。
自動車税額(自家用乗用車)
1.0リッター以下: 29,500円
1.0超〜1.5リッター以下:34,500円
2.0超〜2.5リッター以下:45,000円
2.5超〜3.0リッター以下:51,000円
3.0超〜3.5リッター以下:58,000円
3.5超〜4.0リッター以下:66,500円
4.0超〜4.5リッター以下:76,500円
4.5超〜6.0リッター以下:88,000円
6.0リッター超: 111,000円
こうやって見ると、昔より遥かに安いから3リッター超えのクルマでも乗れるような気がしてきた。
排気量1.5〜2.0リッターでも横幅が1.7メートルを少し超えて3ナンバーのクルマが多くなってきています。
例えばこちらのプジョーRCZ、幅が184センチとワイドなので3ナンバーですが、排気量は1.8リッターなので自動車税は39500円って事です。
デザイン的にワイドな方がカッコよく見えるし、高速走行は安定するでしょう。
3ナンバーだから自動車税が高いって事は無いので、排気量で確認しましょう!
自家用乗用車で5ナンバーと3ナンバーの違いで、高速道路の通行料金の違いも無いですよ。
(軽自動車はちょっと安い)
ただし、自動車税は排気量毎に別れておりボディが広くても同じ値段ですが、車検の時に払う重量税に関してはクルマの重さによって違うので、3ナンバーボディのグレードで車両重量が大きくなり、重量税が変わるケースは有るかもしません。
自動車メーカーさんも、日本の税制の事は考慮していると思いますので、重量税が上がらないようには努力しているとは思いますけどね。
3ナンバーはちょっと維持費高そう、って思われる方もいらっしゃると思いますが、ナンバーの数字だけで税金は変わりません。
クルマのちょっした疑問もthe vehiclesで解消しながらお乗り換えしましょう、よろしくお願い致します。
5ナンバーと3ナンバーで自動車税を大きく変えていたのを、細かい排気量別に変えたのは、アメリカからの要望が有ったとの話です。
大排気量アメリカ車が、日本で沢山売れるように。
昨年行われた、タイヤのはみ出しOKやマフラー出口の保安基準改正もアメリカからの要望だったようで。
じゃあ、それで売れ行きが変わったかどうかと言えば、そうでもなかったようです。