こんにちは、車買取・販売のザ ビークルズ 東條です。
今日はこんなニュースを見つけたのでネタに。
東京新聞:大泉町が先進安全自動車に補助金 高齢者向け、初心者は全国初:群馬(TOKYO Web)
交通事故って嫌ですからね。
群馬県は大泉町と言う町のお話です。
65歳以上の高齢者又は初心者を対象とした補助金で、『先進安全自動車』を新車で購入した方が対象に補助金が出るそうです。
『先進安全自動車』とは、衝突被害軽減ブレーキやペダル踏み間違い防止装置、車線逸脱警報等が付いたクルマですね。
高齢者に向けている所は他にも有ったけど、初心者も対象は全国初。
先進安全自動車は安全運転サポート車(サポカー)とも呼ばれ、ドライバーの不注意やミスを補う機能を持つ。補助の対象車は、衝突被害軽減ブレーキとペダル踏み間違い時加速抑制装置の二つを備えていて、さらに車線逸脱警報装置か車線維持支援制御装置、ふらつき注意喚起装置の三つのうちいずれかを装備していることが条件。
補助金が出るのは、『サポカーSワイド』のクルマと、上級機能の安全機能が付いたモデルが対象ですね。
少しお高いけど、その為の補助か。
他のニュース記事だと、補助の対象に対してもっと詳細に書かれていた。
群馬)サポカー購入者に町が補助金 高齢者と初心者向け:朝日新聞デジタル
スバルのアイサイトは、この補助金を受け取れる条件を満たすとの事。
なるほどねー。
アイサイトは先進安全技術では先駆的存在で、高性能なんですよね。
大泉町は群馬県にあり、群馬県と言えば『スバル』。
あと群馬といえば『サッポロ一番みそラーメン』の『サンヨー食品』と『ペヤング』の『まるか食品』。
『スバル』or『即席麺』です。
今回の補助金も、スバル車の事を念頭に置いているそうです。
大泉町にもスバルの大きな工場があり、町としてもその恩恵は大きく受けているのでしょうね。
この大泉町、調べてみると面白い。
『スバル』だけじゃなく『味の素』や『パナソニック』の大手企業の工場が有り、企業からの税収が多い。
平成28年度データですが全国に4.4%しか無い、『地方交付税不交付団体』と潤った町だった。
国から交付金貰わなくてもやっていけてる町って事ですね。
4.4%…国に財政依存しない地方交付税不交付団体の自治体はどんなところ? | THE PAGE(ザ・ページ)
人口は4万人ちょっとで人口の約15%が外国人、特にブラジルの方が多く『日本のブラジル』と呼ばれているそうです。
豊橋、浜松周辺に似てる部分。
自動車工場へ勤務する為に、日本へ来ている方たち。
(孤独のグルメってドラマでも大泉町のブラジル料理店が出たらしく、聖地らしい)
で、年齢別人口分布を見ると全国平均よりも25歳から50歳の人口の割合が多い。
逆に60歳以上の割合が少ない。
働き盛りの人が多いんですね。
高齢者向けの補助金は今回のサポカー購入向けだけでなく、他にも沢山有る気がします。
しかし、免許を取得したばかりの初心者ドライバーへの購入補助は大変珍しい。
もちろん高齢ドライバーの交通事故は社会問題化している所が有るので、補助金制度は交通安全に有効な手段だと思います。
ただ、免許証を取得したばかりの若い方も運転が未熟なドライバーです。
そして、若い方は決してお金は持っている方では無いけど、公的な補助金って社会人には殆ど無い。
大泉町の補助金制度も新車購入こそ必要ですが、群馬県もクルマ社会。
社会人になったら、クルマが必要なのでしょう。
初心者でもクルマに乗らないといけないから、少しでも安全なクルマに乗ってもらえればとの思いでしょうか。
もちろん、きっと群馬の人はスバルにお勤めだったりスバル車に乗っている人が多そうだから、乗り換えは自然とスバルになり、地元企業のスバルが潤うからって理由は大きいでしょうけれど。
派手にニュースで騒がれている事に対して、補助とかした方が町的にアピールになるけど、これから働いてくれる若い方に向けての補助金を出してくれるのは、いい制度だなと思います。
運転免許を取って、6人に1人は1年以内に事故を起こしているというデーターもあるそうで、保険に入っているとは言え、経済的にも負担になってしまう場合や命を落としてしまう場合もある。
今回の補助みたいな制度をがある町だからなのかは、分からないけれど労働力人口の比率が高い町になっているのかも。
どうせクルマで移動するなら近隣の市町村へ出掛けるのは苦じゃない人も多いから、公的な補助などが整っていそうな町に住みたいでしょう。
この大泉町、どんどん人口が増えている。
群馬県の田舎町だと思うけど。
日本の人口は減ってきているので、全体的にはどの市町村も人口が減少しているのだけれど、何か魅力が有ると増えていたりするんですね。
東三河にもいくつかの市町村が有るけれど、増えている場所も有れば減っている所も……