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 こんにちは、車買取・販売のビークルズ 東條です。

 クルマを売る場合、つまり売ってそのクルマの所有者を次の人に変更する為に、今の所有者の許可が必要です。

 不動産以外の物は動産と呼ばれ、動く財産。

動産 – Wikipedia

ただし、自動車や船舶のように不動産の登記に類似した登録方法があり、実際に登録が行われている場合には、不動産と類似の取扱いを受ける。

 動産は原則として意思表示で移転する事になっているようですが、車は不動産と類似した扱いで国土交通省に登録され、管理されています。
 ちゃんと手続きしないと、登録を変えてくれません。

 普通自動車の場合、所有者の譲渡証明書が必要です。
 『私はこのクルマを譲渡しましたよ』って証明する書類です、そのままの意味ですね。
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 ただ、勝手に他人がサインしてその書類が完成しないように、役所に届け出ている印鑑登録された実印を押し、役所から発行された印鑑証明書を添付する必要が有ります。

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 あと、所有者本人が手続きに行かない場合は委任状が必要です、ほぼ確実に要ります。

 もし今乗っているお車の所有者が自分だった場合、自分で譲渡証明書と委任状を書いて捺印し、印鑑証明書を付けて書類が完成です。
(用紙は当店でご用意します、また車検証の表記と印鑑証明書の内容が違う場合は住民票などの書類が必要です)

 所有者がもし自動車販売店(もしくはローン会社)になっている場合は、所有権解除の依頼をして書類を取り寄せます。
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 所有権を解除してもらう、つまりは譲渡証明書と印鑑証明書と委任状を所有者さんに貰うって事です。
 譲渡しますって書類を発行してもらうって事は、許可してくれたって意味ですね。

 その際に、ローンを組んで購入されている場合はローンが終わっているか(完済)の確認をされます。
 ローン完済が確認出来、修理代のツケが無いなら許可がおります。

 所有権解除の依頼をする場合、本当にクルマの使用者が依頼しているのか確認の為に印鑑証明書の添付と実印の捺印をします(会社によっては免許証コピーでも可)。

 自分が所有者の場合もそうでない場合も、印鑑証明書を取りに行きます。

 つまり、売却する際の書類の手間はほぼ変りません。
 しかし、ローン会社や自動車販売店とは書類をFAXと郵送でやり取りしますので、少し時間は掛かりますので早めが良いです。

 ローン完済しているのに自分が所有者になっていなくても、そのまま乗っていて困る事もすごく手間が増える事も有りませんね。
 完済時に自分を所有者に変更しておく事ももちろん方法として間違ってはいませんよ、自分で買ったクルマですから。



 さて、いつも自分が運転しているクルマを売る事になりました。
 車検証の名義が誰になっているのか確認してみましょう。

 自動車保険料も自分が払っているし、てっきり自分が所有者か使用者になっていると思っていたクルマ。

 車検証を見ると、所有者は家族の名義でした。

 しかもその方、数年前に他界しているのです……
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 クルマを売却の際、所有者の実印と印鑑証明書が必要です。
 印鑑は自宅に大切に保管してあるとして、印鑑証明書は役所に発行してもらいに行きます。

 ご存知の方もいらっしゃると思いますが、印鑑証明書って亡くなっている方の物は発行されません。

 所有者の印鑑証明書が必要なのに発行されないから書類が揃わない!

 さて、この場合はどうなってしまうのか。

 続く。

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